高級クラブのキャストに同伴・アフターは必須?|メリット・デメリット

高級クラブのキャストにとって同伴はメリットが多い

高級クラブで働くと、『同伴出勤』というお仕事もこなすことになるでしょう。

単に「同伴」とも呼ばれるこのお仕事は、出勤前にお客様と店外で会い、その後2人でキャストの勤める高級クラブに行くというものです。

高級クラブのキャストが同伴をする理由は、いくつものメリットがあるからですね。
同伴によるメリットや効果を挙げてみましょう。

  • 同伴出勤ができる(確実にお店にお客さんを連れてこられる)
  • 同伴ノルマを消化できる
  • 同伴手当が出る場合も
  • 売上も確実にアップする
  • 美味しいご飯を食べたり、プレゼントを買ってもらえる
  • 親密度がアップする
  • 次回以降の来店などにもつながる

基本的にキャストの人気や収入アップに対するメリットが考えられます。
美味しいご飯やプレゼントに関しては、おまけのようなものですね。

高級クラブとしても同伴出勤はお店全体の売り上げにつながるため、積極的に行うように指導されるでしょう。
同伴ノルマを設定している店舗があるのも、このためです。

アフターは個人の責任のもと行われる

同伴とは違い、お仕事終わりにお客様と店外でお食事などをすることを『アフター』と呼びます。
これも高級クラブに勤めるキャストのお仕事の一つですね。

同伴と異なるのは、アフターを行うようお店側がキャストに強制するわけではない点です。
中にはアフターを禁止している高級クラブもあるんですよ。

アフターは、基本的にキャスト個人の責任で行われるのですが、それには理由があります。

  • 危険な目に遭う可能性があるから
  • 長時間拘束されると翌日の業務に支障が出るから
  • お店の売上に直接関わるわけではないから

これらのデメリットが考えられるためです。

アフターは深夜に行うものなので、女性にとっては不安が付きまといます。
実際に危険な目に遭う可能性は否定できないでしょう。
そうした心配から、複数のキャストと一緒の場合のみアフターを認めているお店も一部あります。

アフターも次回以降の来店などにつながる可能性はあるかもしれません。
しかし、だったら同伴で十分という考え方もあります。
このあたりの判断もキャスト個人で考える必要が出てきそうです。

高級クラブの新人はアフターに強制参加のケースも

「アフターは個人の責任」、「アフターを禁止しているクラブもある」などと説明しましたが、強制的にアフターに参加させられてしまうケースもあります。
特に新人キャストの場合、ママや先輩キャストの付き添いという形でアフターせざるを得ない状況が出てくるかもしれません。

顧客を持っていないキャストは、顧客を持つママやキャストにいかに可愛がってもらえるかが重要です。
ママやベテランキャストも1人でアフターをするのは大変ですしリスクもあるため、新人を連れ出すケースは少なくないのです。
断れば関係が悪化し、テーブルに呼んでもらえないことにもなりかねないでしょう。

また、お客様が「あの新人の子とアフターしたい」と申し出ることもあります。
その場合、係のキャストはそれに応じなければいけません。

高級クラブはキャバクラよりも、こうした上下の関係が比較的厳しい面を持っています。
そのため、強制的にアフターに参加させられることがあるのです。

アフター後は必ず高級クラブのママに報告

もしお客様とアフターに出かけたら、事後でいいのでママに報告しましょう。

高級クラブの場合、キャストとお客様の関係に関しても少々厳しい風潮があります。
高級クラブ独特の永久指名制度を見てもわかりますよね。
もし自分の担当ではないお客様とアフターに行き、それを内緒にしていれば、係のキャストとトラブルになりかねません。

そもそも高級クラブは、お店を通じて知り合ったお客様とキャストのお付き合いをある程度管理しています。
抜け駆けなどによるトラブルを避けるためです。
こっそりとアフターに行ったことが後でバレれば、お客様にも迷惑をかけることになるでしょう。

お店ごとのルールにもよりますが、できれば事前に相談するなどし、安心してアフターに出かけるようにしたいですね。