徹底比較!高級クラブとキャバクラの料金・指名・接客システムの違い

高級クラブとキャバクラの料金システムの違い

ナイトワークを経験したことのない女性は、「高級クラブとキャバクラの違いは何?」と考えることがあるかもしれません。
実は、少しずつ違うところがある両者。
まずは、料金システムの違いから見ていきましょう。

当サイトでは、銀座の高級クラブで勤務するキャストの平均日給についても紹介していますので、こちらの記事もぜひご覧ください!

高級クラブの料金システム

高級クラブの特徴は、とにかくチャージ料が多いこと。

その前に、まずお店を利用するだけで「ファーストセット」と呼ばれる料金がかかります。
60分10,000円などと決められており、この中に一般的におつまみと呼ばれる“チャーム”や、水を指す“ミネラル”が含まれていることもあります。
チャームやミネラルが別料金の高級クラブもありますよ。

お客様との信頼関係ができている店舗では、時間制になっていないこともありますね。
お客様が空気を読んで、適切な時間でお帰りになるためです。

このファーストセットに加えて席の使用料にあたる「テーブルチャージ」、ヘルプの女性などに対して発生する「オールチャージ」、ボーイさんに対して発生する「ボーイチャージ」などがあります。

もし時間を延長するのであれば「タイムチャージ」が必要となり、キャストの追加で「ホステスチャージ」などが発生することもあるでしょう。
チャージ料の各呼び方はお店によって異なることがあります。

ドリンクやボトルは、もちろん別料金。
食事がしたいときには、基本的に近くのお店から出前でオーダーします。

これらに消費税や30%前後の「サービスチャージ」が加算。
クレジットカードで支払う場合にはさらに手数料などが加えられ、最終的な料金が決定します。

キャバクラの料金システム

キャバクラの場合、高級クラブのファーストセットにあたる「セット料金」がまず発生します。
このあたりは同じですね。
やはり60分で8,000円などと設定されており、この中に“ハウスボトル”と呼ばれる飲み放題のお酒が含まれていることが多いです。

キャバクラでは来店ごとに気に入った女の子を指名できるのですが、このとき「指名料」が必要になります。
ドリンク、ハウスボトル以外のボトル、料理などは別料金。
ほとんどのキャバクラで種類豊富な安めのドリンクや軽食などが用意されている点が、高級クラブとの違いと言えるでしょう。

キャバクラでも消費税の他に「サービス料」が発生し、カード払いの際には手数料も加算されます。
パーセンテージは高級クラブの方が高い傾向がありますが、サービス料のシステムに関しては高級クラブと同様ですね。

全体的に見て、高級クラブよりもシンプルなシステムになっているのがキャバクラの特徴です。

高級クラブとキャバクラの指名システムの違い

次は、指名システムの違いについて説明します。
ここは高級クラブとキャバクラの決定的な違いとなります。
働き出す前に覚えておくといいかもしれません。

高級クラブの指名システム

高級クラブの指名システムは「永久指名制度」と呼ばれています。

高級クラブでは、お客様が来店した瞬間に“係”と呼ばれる、主に接客するキャストが決定。
その係はお客様の都合で変更することはできません。
お客様はずっと同じキャストに接客をされることになるわけです。
これが永久指名制度です。

“永久”という表現は、正しくもあり、少し大げさな部分もありますね。
もしお客様を担当するキャストがお店を辞めた場合、そのお客様は別のキャストを指名し、お店に通い続けることも可能ですよ。

「お客様が来店した瞬間に“係”となるキャストが決定する」という点に関しても説明しておきましょう。

高級クラブの多くは紹介制を導入しており、一見さんお断りとなっています。
新規のお客様は、お店を紹介してもらった常連のお客様の係のキャストの顧客となります。
お客様に係のキャストを選ぶ権利は与えられていないのです。

自動的に接客してもらうキャストが決定し、その状態がずっと続く仕組み、これが高級クラブの指名システムの最大の特徴です。

キャバクラの指名システム

キャバクラは基本的に永久指名制度を導入していません。
お客様は来店時に好きな女の子を指名することができ、極端な話、お店に遊びにくるたびに別の女の子を指名することも可能なのです。

フリーで楽しむこともできます。
つまり、お客様は必ずしもキャストを指名する必要もありません。
気に入る女の子がいなければセット料金やドリンク・ボトル代のみを支払い帰っても問題はないのです。

高級クラブと比べると、指名に関しては自由度が高いと言えるでしょう。
ただし、通常は指名をコロコロ変えることはありません。
そんなことをすれば、お客様を取った取られたのトラブルに発展するケースもあるためです。

制度的には可能ですが、暗黙のルールとして指名キャストを頻繁に変えることは良しとされないため、お客様は同じ女性を指名し続ける傾向があります。

高級クラブとキャバクラの接客システムの違い

続いては、接客システムの違いについてまとめます。
女性キャストが主に男性のお客様に対して、お酒を作ったりおしゃべりを楽しんだりする点は変わりません。
ただ、それ以外の部分で少しだけ違いがあるので説明していきましょう。

高級クラブの接客システム

高級クラブでは、お客様に対し“係”と呼ばれるキャストが主に対応します。
しかし、それ以外にも“ヘルプ”と呼ばれるキャストが同じテーブルに座る点に特徴があります。
1人のお客様に対して、3人や4人など複数のキャストが同時に接客を行うわけです。

この接客システムは、高級クラブ独特の永久指名制度が関係しています。

お客様は係のキャストを変更することができません。
しかしそれではお客様も飽きてしまいますよね。
何度もお店に足を運んでもらうために、係とは別のキャストも同席させて接客しているのです。

キャバクラの接客システム

キャバクラの接客システムは高級クラブとは違い、基本的には1人のお客様に対し1人のキャストが対応します。
その1人のキャストはお客様が指名した女性の場合もあれば、“ヘルプ”と呼ばれる女性の場合もありますよ。

例えば、お客様が指名したキャストが他のお客様に指名された場合、そのキャストは席を離れなければいけませんよね。
その間、別のキャストがヘルプとして、指名キャストがいなくなった穴を埋めるために接客するのです。

フリーで来客した男性に対しては、ボーイやマネージャーなど男性スタッフがキャストを送り込みます。
その反応などを見ながらキャストを交換するなどし、上手に回していくわけです。
この時も、送り込むのは基本的に1人のお客様に対してキャスト1人ずつ。
高級クラブのように複数の女性が同席するケースはあまりありません。

まとめ

高級クラブとキャバクラのシステムについて説明しました。

  • 高級クラブの料金システムはチャージ料の種類が多く、キャバクラは比較的シンプル
  • 永久指名制度を採用している高級クラブに対し、キャバクラは指名を変更できる
  • 高級クラブは1人のお客様に対して複数人で接客し、キャバクラは基本1対1の接客

まとめると、このような形になるでしょう。

細かな違いに思えるかもしれませんが、実際に働いてみると大きな違いに感じるはずです。
女性によって「高級クラブの方が働きやすい」と感じる人もいれば、「キャバクラの方が良い」という人もいるのではないでしょうか。

違いを知っておくことで、ナイトワークの選び方も変わってくるのかもしれません。